新しくしたけど、使いこなせていない
これは本当によく聞く言葉だ。特にスマートフォン、家電、車の買い替えのときによく聞く。確かに昔のモノは機能が単純で使いやすかった?それともできることが限られていたから使いこなせていたのか?でも僕が言った「昔のモノ」も当時の最先端だったことには変わりない。
携帯は2年ごとに契約更新があるから、まだ使えるスマートフォンをわざわざ買い替える。まだ10万キロしか走っていない車は「もう10万キロ走ったから買い替えなければならない」と言われるがそれは誰が言ったと思う?車が長持ちして困るのは誰か?僕は実際に25万キロ以上走っている車に乗っていたこともあるし、一度も修理せずに50万キロ以上走っている車も見たことある。
だから携帯は2年、車は10万キロこんな基準は今すぐ捨てた方がいい。
こんな基準があるから人は最新のモノばかりに目が行き、欲しくなるのか?
最新がベストは間違い
最新がベストでないことは、もう知ってるだろ?
新車、(日本の9割の)新築物件、スマートフォンどれも決して安くないのに新品を無理してローンで購入する。それらは購入した価格以上で売れることはほとんどないため、購入した瞬間損していることに気づいていない。大幅に値下がりする新品より、買った時とほぼ同じ値段もしくは、少し低い価格で売れる中古を購入する方が損失を減らすことができるのも私たちは知ってる。けど新品が欲しい。
ついでに、最新機能がベストではないことをお伝えしよう。どんなに画期的な最新機能であってもユーザーから「これは改善すべき」「これは逆に使いにくい」などの声が上がれば、修正される。実際に2019年製のMacBookに搭載されているタッチバーは、2020年製のMacBookと少し違う。でも2019年まではそれが最新で誰もが憧れを持っていた。
私たちは新しいモノを目の前にすると、それが生活を変えてくれると勘違する。だからそんな勘違いは捨てて、持ってもないモノばかりに注目するのではなく、今持っているモノにフォーカスすることが大切。実際に最新のアイテムと旧型を比べたらそれほど機能は変わらないことが多い。
最新アイテム無しで生きていける
最新のモノが出ると欲しくなるのは、ある意味企業が勝手に決めた戦略に過ぎない。
大量生産・大量消費・大量廃棄こんな時代で商品を売るには、消費者に「最新がベスト」と思わせない限り新商品が売れないため、このような戦略が必要なのは分かる。でも知識を身につけた人はそんな社会の基準を無視して、自分の価値観で生きていけるようになる。その知識の基準になるのが30/30ルールだ
30/30ルール
3000円以上の商品を購入するときにこのように自問して欲しい。
- これがなくても次の30時間を過ごせるか?
もし10000円以上の商品を購入するときは
- これがなくても次の30日は過ごせるか?
もしそれがないと次の時間を過ごせないのならば確信を持って購入すべきだが、少しでも購入する余地があるならばその時はベストなタイミングではない。
この30/30ルールは衝動買いを避けて、考える時間を与えてくれる。
修理、交換せよ
少し壊れたからといってわざわざ最新のモノを購入する必要はない。それが修理、交換できるならして使えばいい。もちろん時には、修理、交換が不可能な場合もある。
でも何故か私たちはあまり修理や交換に出さない。
それは何故か?おそらくこう言われるからだろう。
「修理、交換する方が高くなるよ」「新品を購入する方が安いよ」
なんで新品の方が壊れたモノより安いねんとどうしても突っ込みたくなる。企業は利益を最優先するため、新しい商品を購入してもらうために、割高な修理費や部品代を請求しているのだろう。
だから安価で耐久性のモノを購入することはかえって高くつく。
必要な機能は人それぞれ
無駄な機能にお金を払うな
先日いつも使っているニクソンの腕時計が潰れた。だから前から欲しい買ったアップルウォッチを購入しようと思い色々調べていた。
その結果、僕にアップルウォッチは必要ないことがわかった。それは何故か?
必要ない機能ばかりだからだ。6series では血中酸素、心電図が測れるらしが僕には必要ない。では6series以前のシリーズだったら良いのでは?と思ったが、Apple PayはiPhoneでできるし、LINEをやめた僕は、通知を受け取る必要もないし、音楽も携帯から再生できる。結局のところ購入する理由が見当たらなかった。
僕が腕時計に求める機能は、海でも時間が分かること。ただそれだけ。だから潰れた時計を修理に出そうとも考えたが、結構時間が掛かるらしく中古のG-Shockを購入した。
自分にとって必要な機能が揃ったアイテムを購入することが最高の買い物で、余分な機能を搭載した高いモノをわざわざ買う必要はない。だから最新のモノがベストであるということは僕の実体験からも否定できる。
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