今回は僕が実際に体験した感謝の渦に巻き込まれた瞬間について解説します。
これは僕がNew Zealandで留学しているときに、3連休を使ってヒッチハイク旅をした話です。
Auckland(オークランド, NZの最大の都市)から北に約445km離れたCape Reinga(ケープレンガ岬, NZ最北端)まで10名のドライバーに乗せていただき、45時間30分の一泊2日の旅でした。

この旅で僕は感謝のサイクルに巻き込まれたのです。
旅の写真
感謝の渦の正体
僕を拾ってくれた5人目のドライバーと話しているときに、感謝の渦の正体を知りました。彼はこれまでに30カ国以上を旅して、ヒッチハイクでアメリカを旅していた時の話をしてくれました。その旅中に彼はたくさんのドライバーに乗せてもらい、家に泊めてもらい、ご飯をご馳走になったり、様々な感謝を体験したのです。そして彼はいつか自分を助けてくれた人達のように、自分も旅人を助けたいと思っていたそうです。だから僕を乗せたのです。
僕はいつも「なぜ僕を乗せてくれたのですか?」とドライバーに聞く。その回答は様々で、例えば「通り道だから」「さっきあたなを見たから」「少しだけど乗せてあげようと思った」「自分もヒッチハイクしたことがあるから」など。
そして彼は言った。「やっと僕も1つ恩返しできたと」
最初は何のことだか全くわからなかったが、彼の旅の話を聞いているうちにその意味が理解できました。僕が立っていたのは周りに何もない一本道。そして何台もの車が時間とともに通りすぎていく。しかし彼だけが僕を乗せるために止まってくれました。なぜなら彼はヒッチハイカーの感謝の渦の中にいたからです。僕はその瞬間感じた『これが感謝の渦だ』
もし彼が旅やヒッチハイクをしたことがなければ彼は止まらなかったと思います。それはこの渦の外にいるからです。だからある共通の経験をした者どうしの間には、感謝のサイクルが存在します。そしてこれは、個人間の話を飛び越えて国どうしでも起こります。東日本大地震の時世界中からたくさんの寄付、支援物資、人が集まりました。日本がこれまでに自然災害で苦しんだ国や地域を支援していたからこのようにたくさんの援助を受けられたのです。このように至る所に感謝の渦は存在します。
様々な渦
この旅で学んだことはたくさんあります。しかしその中でも最も学びになった事はやはり感謝の渦。実際にこれは体験しないと想像もできないし、理解できないと思います。だから身近な例で説明します。
あなたが財布を拾ったと仮定して、2つの選択があります。
- 財布を警察に届ける。
- 財布を盗む。
過去に財布を無くて、中身がそっくりそのままの状態で帰ってきたら1を選択すると思います。逆に過去に財布を無くして中身が全部取られてたり、財布自体が帰ってこない経験をした人は2を選ぶかもしれません。前者は財布が無事に帰ってきた時の感謝の気持ちを体験しているつまり感謝の渦に巻き込まれたのです。しかし後者は中身を取られて、財布が帰ってこないことに対する恨みを感じて恨みの渦に巻き込まれてしまいます。このように善の渦と負の渦があるため、どっちの渦に巻き込まれたいかはあなたの選択です。他にもお金の損得の渦、ポジティブな渦、ネガティブな渦、人間関係の良し悪しの渦など渦のタイプはさまざまです。
最後に
この旅で学んだことは感謝の渦だけではありません。
- ヒッチハイクのコツ
- 健康の大切さ
- 野宿の大変さ
- 命の危険
- 様々な勧誘
- 進み続ける精神
- 決して諦めない意思
- 様々な不安を笑い話に変える考え方
など他にもたくさん学ぶことがありました。まだ20代前半で大きな病気にかかったことはなく健康の大切さに気づくことは、旅をするまでありませんでした。しかし夕方交通量が少くなり車がなかなか捕まらず、周りはアボカド農場しかない一本道を歩いている時、軽い腹痛に襲われました。この時にこれが悪化すればここで倒れるかもしれないと不安がよぎります。もし本当に倒れて車が通らなければ死んでいたかもしれません。このように軽い腹痛から死を連想させることは日常ではないため、健康の大切さを完全に忘れていたことに気付かされました。
このように旅では日常で気づくことができない、小さなことから様々なことが学べます。感謝の渦の正体は、ある共通の体験をした者達の中にある恩返しです。他にも様々な渦があることにも気づきました。
このような様々な渦に巻き込まれるためには行動と発言が重要です。もちろん僕がヒッチハイクをしていなければ「ヒッチハイカーの感謝の渦」に巻き込まれるこは決してありませんでした。そこの渦に巻き込まれるには、ヒッチハイクをするまたは、ヒッチハイカーを乗せてあげるしか方法はありません。また妬みや恨みの渦のような負の渦を断ち切るには、そのような機会に、もう一度出くわし行動と発言を変えない限りその渦から抜け出すこともできません。
だからこの記事を読み終えた今、自分は『どの渦』にいるのか振り返って見てください。
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