
今回は非常に複雑なベジタリアンの種類分けについて話していきます。ベジタリアンは奥が深く、特殊な種類も入れると、なんと19種類以上にもなります。しかしここでは分かりやすくお伝えするために、これだけ知っておけば大丈夫と言う『6種類』を紹介します!!
ヴィーガンやベジタリアンには興味があるけど、正直よく分からないって方にこの記事を読んでいただき少しでも理解を深めていただきたいと思います。
ヴィーガン/ ベジタリアンを生活に取り入れる理由はさまざま
- 環境保護
- 動物の権利
- 宗教
- 健康配慮
- アレルギー
森林伐採を加速させて、温室効果ガスを大量に放出する工場式酪農業、動物の搾取されない権利、信仰上の理由、動物性より植物性の方が健康によいと言う観点、そしてアレルギーをきっかけに取り入れる人など理由は、人それぞれで国や地域によっても異なります。
*動物愛護を理由にヴィーガン/ ベジタリアンを取り入れる方もおられますが、愛護と言うのは人間からみて動物は「こうあるべき」「かわいそう」「自然よりペットの方が安心」「庭で飼う方が自由」など人の感情で判断しているため、これが本当に動物にとって正しい選択なのかどうか分かりません。彼らと会話できるようにGoolgeさんに翻訳機を作って欲しいですね。
だから僕は動物にも自由に生きる権利があると考え、中立な立場を取るために『動物の権利』と呼んでいます。
ヴィーガン
ヴィーガン(Vegan)は2種類あります。
ヴィーガンは完全菜食主義と日本語で訳されることが多いです。つまり肉、魚貝類、卵、乳製品、蜂蜜を口にしない食事生活を取り入れることを言います。動物性製品は全般的に避けますが、ヴィーガンになる前に使用していた革製品、ウール、化粧品や日用品は使い続け、次の買い替えのタイミングで動物性成分を含む物と距離を置くようにしていきます。
エシカルヴィーガン(Ethical Vegan)こちらは食生活だけでなく、衣類、シャンプー、化粧品など動物を経由してできた物を完全に排除するヴィーガンです。だからエシカルヴィーガンになる前に購入していた革製品や日用品は全て動物性成分が含まれてない物に買い換えます。
*どちらも動物の命権利を尊重して、最終的にはエシカルヴィーガンになる人がほとんどだと思います。実際に僕も徐々に動物を経由してできた物は排除してる段階です。



ラクト・オボベジタリアン
ラクト・オボ・ベジタリアン(lacto-ovo vegetarian)これが一般的にイメージされるベジタリアンです。つまり肉、魚貝類は食べませんが菜食を中心に乳製品と卵は食べます。
*Lactoは乳製品/ Ovoは卵という意味です。
僕も最初はラクト・オボ・ベジタリンでしたが、知識が深まるにつれて自分の行っている行動が動物の命を先延ばしにしているだけだと気づき、エシカルヴィーガンを目指すようになりました。
オボ・ベジタリアン
オボ・ベジタリアンは肉、魚貝類、乳性品を食べず、菜食を中心に卵を食べます。



ラクト・ベジタリアン
ラクト・ベジタリアンは肉、魚貝類、卵を食べず、菜食を中心に乳製品を食べます。



ペスカタリアン/ ぺスキタリアン
ペスカタリアン/ ぺスキタリアン(呼び方が少し違いますがどちらも同じ意味)は肉は口にしません。しかし菜食を中心に魚介類、卵、乳製品を食べます。
日本食は魚介類から出汁などを取ることが多いので、日本食はこちらのタイプが一番近いかも。
*魚の身は魚肉と呼ぶこともありますから魚の身も僕はお肉の一種だと思っています。さらに実際にはベジタリアンではないと言う説もあります。
セミベジタリアン/ フレキシタリアン
セミベジタリアン/ フレキシタリアンは時々菜食を取り入れることを言います。だから普段の生活では肉、魚貝類、卵、乳製品は口にして、週に数回または月に数回菜食を行います。
最後に
今回ご紹介したのは、ベジタリアンの基礎知識だと思っていただけると幸いです。ここでは6種類しか紹介しませんでしたが、細かく分類していくと19種類以上になると言われています。しかし特殊なタイプは知る必要ないと思いました今回は6種類に厳選したのです。
特殊なタイプと言っても基本の考えは変わりません。どれも環境、動物、健康を意識したタイプです。
途中でもお伝えしましたが、僕も最初はラクト・オボ・ベジタリアンでした。しかし改めて「なぜベジタリアンになったのか」と自問したら、やはり環境保護と動物の権利を尊重したいと答えが出ました。そしてヴィーガンと環境問題に関連するドキュメンタリー映画、書籍などを見て読んで学んでいくと、自分の行っていることは、結局人間に搾取される動物の権利を尊重できていないし、環境保護にもいい影響を与えていないと分かりました。だから現在はエシカルヴィーガンを目指して日々学んで実践を楽しんでいます。
エシカルヴィーガンになったからといって完全に避けられない動物性物質や成分が日常の至る所に隠れています。自動車のタイヤ、道路、白砂糖など見た目ではわからないものがほとんどです。肉の生産を目的とした場合、皮、骨などは全て副産物つまりゴミとされます。それを有効活用しているのだから製造者たちは、なんの悪気も思っていません。しかしその副産物にも需要があるかぎり、家畜たちは必要とされるのです。
おすすめヴィーガン/ ベジタリアン書籍
どれも初めて知る内容が盛り沢山の本で、本を読むだびに無知なヴィーガンだったと痛感します。本は映画と違って時間の制限がないため、他の媒体に比べてより細かく説明されています。興味のある方はぜひご覧になってみてください!
まずは、お近くの書店や図書館でお取り扱いがあるかどうか確認していだきたいと思います。
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