英語が世界共通言語と言われる理由は、7つの海を制した大英帝国が地球上のおよそ25%の領地を保有していたからです。その領地に住む人は母国語(第一言語)ではなく、英語を話すように教育されたことにより、現在も英語が世界の至る所で使われています。
現在の世界人口は76億人、母国語として英語を話す人は約14億人いるとされています。英語を公用語とする国に住む人または第二言語として話す人は約10億人。
エリア | 人数 |
---|---|
中南米 | 1400万人 |
ヨーロッパ | 2億1200万人 |
アジア | 4億6000万人 |
アフリカ | 2億3700万人 |
オセアニア | 400万人 |
合計 9億2700万人 |
*英語を第二言語として話す人を正確に数えることはかなり難しいのでこれは参考程度に
英語を母国語(第一言語)として話す人が約14億人、英語を第二言語または外国語として話す人が約10億人つまり英語を話す人はこの地球上に24億人いることになります。(実際は24億人以上)この数字は世界人口の1/3に値するため、英語が世界共通言語だと証明することができます。
ちなみに中国語(Mandarin)を第一言語として話す人は約11億人。中国は新疆ウイグル自治区、チベット、台湾、香港、マカオなど北京語を第一言語としない人がいる。
では世界共通語の英語を身につけた世界がどうなるのか見ていきましょう
英語から得られる莫大な情報量
単純に計算して日本語を話す人は約1億2600万人に対して、英語を話す人は24億人以上。この時点で情報量が24倍もあります。さらに最新の情報、論文、リサーチペーパー、研究結果などは英語で書かれていることがほとんどです。それらを日本語ができる誰かが日本語に翻訳して、それが私たち手元に届くのです。そこには時間差、ちょっとしたニュアンスの違い、そもそも翻訳が間違っている場合などがあります。このような問題を回避する一つの道具として使えるのが英語です。
もっと具体的に解説します。
例えば、あなたはアフリカにある村Aに行こうと考え、日本語で村Aについて色々調べますがインターネット上にその情報がなく行くことを諦めます。しかし英語を使えば情報量は24倍にも拡大するため村Aに関する情報を手にすることができ無事に村Aに行くことができました。
このように英語を使えば日本語で書かれていない内容や珍しい情報にアクセスすることができます。日本人がよく訪れる旅行先の情報はたくさんありますが、日本人にとって人気のない場所については英語で調べる方が内容濃く信頼度もかなり高いです。
オープンマインド/異文化理解
英語読めるようになると、様々な考え方やこれまで知らなかった事にどんどん触れていき色々な情報を英語で読みたくなります。これがあなたが考える常識や普通と行った当たり前と思っていることが完全に崩壊されることになります。この崩壊がなければ異文化理解やオープンマインドを手にすることはできません。
物事は必ず理由があります。その理由を日本語だけで考えるのと、英語で考えるのでは理解力に明らかな差が存在します。
世界中で仕事、生活ができる
英語ができるようになるだけで働ける場所が世界になります。そして今では世界中の仕事にインターネット上で簡単に応募でき、条件次第で仕事探しに苦戦するとこはないでしょう。日本のサラリーマンの給料と退職金は年々減少していて、税金は上がる。そして日本企業のほとんどが採用している「メンバーシップ型雇用」は年功序列、同一労働・同一賃金、ダイバーシティーに対応が難しい。それに対して海外は、「ジョブ型雇用」が主流ですから職務記述書に明確に仕事内容、責任範囲、必要スキルが記載されていて、成果に応じて給料が支払われます。
年功序列に不満がある人、能力を評価して欲しい人、会社への忠誠心を示すことにストレスを感じている人にとっては、世界で仕事することがいい選択なることは間違いない。実は国内でもジョブ型雇用が増えてきています。
海外でただ単に生活するだけであれば英語ができなくても生活は可能です。スーパーに行けば食べ物は店員と話さなくても購入できますし、服も購入できます。住む場所はAirbnbで簡単に見つかります。移動は自動配車サービスを使えば問題ありません。しかしこれでは社会との関わりが全くないため海外に住んでいても楽しくありませんし、根本的に海外に住むメリットを生かせていません。
やはり海外生活を楽しく過ごすためには英語を使って社会と関わり、異文化を理解することでしょう。
就職、転職、昇進に有利
就職、転職、昇進に有利な理由は説明するまでもなく、もうお分かりですよね。実際にTOEICのスコアが就職、転職、昇進必要だったり、英語を社内公用語に採用している企業も増えてきています。また海外で就職するとなれば4技能(読み、書き、聞く、話す)を測れるIELTSがおそらく必要となるためTOEICに比べて勉強時間は長くなりますが価値はあります。
実際に2つ以上の言語を使って仕事をする人は1つの言語を使って仕事をする人に比べて給料が15%高い調査結果があります。給料に不満がある人は英語を武器に就職、転職、昇進を考えることが望ましいでしょう。
日本語に比べれば英語は超簡単
日本語が母国語ってだけで丸儲け!!
英語は24個のアルファベットから成り立つシンプルな言語に対して、日本語はひらがな、カタカナ、漢字、ローマ字これらを混ぜて使うわけですから英語に比べれば非常に複雑です。
私たちは中学生でローマ字を覚えるため、あとは単語と文法を勉強すれば英語は簡単に習得できます。それに対して、日本語を学ぶ外国人はまず、ひらがな、カタカナを覚えて、次に漢字を覚えます。だから単語や文法に触れるまでの準備段階の時点で時間がかかります。こんな手間がかかる日本語を当たり前のように使っている私たちはとても恵まれていると感じます。
最後に
24億人以上が使う英語が世界共通の言語であることを冒頭で触れて、そこから英語身につけた人生がどれだけ豊かになるかを見てきました。
英語を習得すれば、「洋楽が理解できる」「洋画が字幕なしで見られる」などのメリットがある聞きますが、これらが英語学習を続けるモチベーション維持につながるとは僕は思えません。実際に、洋楽は聞き流し、洋画も字幕を読んで理解できているわけですから英語を身につけなくても楽しめます。
しかし英語を使って莫大な情報量にアクセスすること、海外で仕事、生活することを目標に掲げる方が英語を学ぶメリットが具体的で、今後の人生の豊かさを左右することになりますからこっちの方が英語学習の動機、モチベーションになると思い今回紹介しました。
- 英語から得られる莫大な情報量
- オープンマインド/異文化理解
- 世界中で仕事、生活ができる
- 就職、転職、昇進に有利
- 日本語に比べれば英語は超簡単
実際に僕が書いているブログ記事も英語で書かれた内容を参考にしていることが多いです。その理由は単純に情報量が多いことです。日本国内のミニマリストとヴィーガンの数が世界より多ければ日本語で調べますが、圧倒的に海外の方が多いためどうしても英語を使って情報を得ることになります。
英語を学びたいが動けずにいる人の背中をこのブログが押せたらとても幸いです。初めのきっかけは洋楽や洋画からでも問題ないですが、英語を娯楽の一つとして楽しむのではなく、人生を豊かにする道具として使うことを考えつつ英語学習していきましょう!
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