整理・片付けが超めんどくさい、ヴィーガンミニマリストEitoです。
ミニマリスト・ミニマリズムと聞くと
「整理」「片付け」「断捨離」「モノが少ない」
このような言葉が思い浮かぶと思います。
しかし、「整理」「断捨離」はミニマリズムの思考と全くの別物です。
ミニマリストは、
不要なモノがなければ、整理や断捨離が必要ない
と考えているからです。
もっと意外な事実を言えば、
整理や断捨離はモノを減らすのではなく、モノを増やすために行っています。
今回は
- 整理はミニマリズムの真逆
- 断捨離とミニマリズムの違い
- モノが少ない暮らしが、なぜ豊かなのか?
この3つをまとめていきます。
目次を用意してありますので、気になるところから読み進めてください!
整理はミニマリズムの真逆

冒頭でもお伝えした通り、
ミニマリズムと整理は、似ているようですが、実は真逆のことをしています。
整理
整理とは、乱れているモノを整えることです。
しかし、ミニマリズムとは真逆です。
というのは、モノを整理していく過程で、捨てる動作はもちろんありますが、
全てのモノが必要最低限でないことは確かです。
実は、整理してできたスペースは、また新しいモノが入ってくるための空間です。
だからその空間に使える、収納棚やボックスを
100均、ニトリ、イケアなどで買いますよね?
その収納棚やボックスは、整理する前は
「なかったモノ」です。
さらにもう少し加え足すと、収納棚で使う引き出しが必要になり、その引き出しの中を区切るための仕切りも必要になります。
つまり
最終的には、整理するとモノが増える。
整理というのは、見やすく、取り出しやすく、利便性をあげるためにやっているはずなのに、実は真逆のことをしています。
ミニマリズム
ミニマリズムとは、必要最低限のモノで豊かに暮らすことです。
ただし、必要最低限のモノと言うのは、かなり個人差があります。
だから「服を5着以上持っているとミニマリトでない」みたいに、何が何個以上はミニマリストではないと定義づけることが、とても難しいです。
明確に定義づけができなかったとしても、必要最低限のモノで暮らす様になれば、これまで使っていた収納棚やハンガーラック、家具などが不必要になります。
だから
ミニマリズムは整理と違って、確実にモノが少なくなる。
両者の今後の変化は?
整理した人
時間の経過と共に、モノが増える
その理由は、整理してできた空いたスペースが気になり何かで埋めたくなるからです。
その空いたスペースの使い方がわからず、もっとモノが入れられると勘違いするのです。
だからめちゃくちゃ大きい家に住んでいても狭く感じるのは、これが理由です。
ミニマリスト
時間の経過と共に、モノが減る
その理由は、「必要最低限」だと思っていた量が、時間の経過と共に必要最低限ではなっかたことに、だんだん気づくからです。
おそらくその頃には、かなりの変化を感じられている時だと思います。
断捨離とミニマリズムの違い

断捨離とミニマリズムは非常に似ていますが、実は異なることです。
その理由を今からお伝えします。
断捨離
断捨離とは、不要なモノを手放すだけでなく、モノに囚われないように生きていこうとすることです。
また、断捨離はヨガの
「断行」「捨行」「離行」
3つの考え方に由来しています。
モノに囚われない考え方は、たしかに日常の雑音を消してくれます。
しかし、豊かな生活が手に入るとは、言い切れません。
ミニマリズム
ミニマリズムは必要最低限のモノで豊かに生活するライフスタイルだとお伝えしました。
ですから、ミニマリストは全ての持ち物が必要最低限なので、
モノへの執着というよりは愛情があります。
そのため、1つのモノを長く使う傾向があると言えます。
実際に、僕の持ち物のほとんどが5年以上使っているモノです。

両者の今後の変化は?
断捨離した人
モノへの執着がなくなったことが返って寂しく感じ、またモノで周りを埋める傾向があります。
カンタンに言えば「リバウンド」です。
寂しく感じる理由は、本当に自分が必要としているモノや、生活の質を下げるほどモノを極端に減らしたからです。
寂しさを埋められるのは、人との繋がりだけです。
ミニマリスト
モノへの愛着がさらにまして、全てに対して感情が豊かになります。
普段からミニマリストの買い物は、1つ1つが高額なモノが多いと思います。
その理由は、安いモノを何個も買い替えるより、本当に質のいいモノを長く使える方が、「時間の節約」になり、「浪費」を避けることができるからです。

でも愛情があると、手放すことが難しくないの?
その気持ちよく分かります。
しかしどれだけ愛情を注いでいたとしても、
- 信頼できる次の持ち主がいる時
- ボロボロになるまで使った時
この様な状況では、別れが全く愛おしくありません。
ミニマリストは感情が豊かなため、自分だけが豊かになろうとは決してしません。
だから愛情を注いだモノでも信頼できる人には譲ります。
またボロボロのモノを使うと言うこと自体が、生活の豊かさを下げる原因になりかねないため、きっちりとお別れします。
だからもう使えない/機能性が著しく低下したモノに対して、愛情があったとしても捨てることにたいしての抵抗は、かなり少ないと言えます。
だから時間が経つにつれて、持ち物が少なくなるのです。

モノが少ない暮らしが、なぜ豊かなのか?
ここまでで、
- ミニマリズムと整理の違い
- 断捨離とミニマリズムの違い
を理解いただけたと思います。
おそらく読者さんも「モノが少ない暮らし」の快適な理由が、ぼんや〜りなんとなく分かっていると思います。
その「なんとなく」「ぼんやり」した頭を今から、スッキリさせます!
◆
◆
◆
整理するとモノが増え、その増えたモノたちを管理する
「時間」「お金」「労力」
を必要とします。
・そうすると、自分のやりたいことが見つからない原因が、モノであることに気づくのではないでしょうか?
・仮にやりたいことを実際に行動しているが、中々前に進まない状況が続いている原因もモノじゃありませんか?
モノにばかりお金を使うため、経験にお金が回らない。
時間がないのは、仕事・学校のせいではなく、モノに時間を使っているから。
モノにばかり労力を注ぎ、本当にやりたいことを見つけるまでの体力がない。
しかし!!ミニマリストは違う。
ミニマリストは「自分にとっての必要最低限の量」をはっきりと分かっていて、時間が経てば経つほどモノが減ります。
つまり、モノを買うために使っていたお金は、自分のしたいことに使えます。
そして、モノが少なくなれば、探し物の時間や掃除時間がなくなります。
また、モノを管理するために使っていたい体力を自分のやりたいことに使えるようになります。
最終的に、「お金を言い訳にすること」「時間を言い訳にすること」「体力を言い訳にすること」がなくなります。
だからこれまで、適当に付き合っていた人やモノに対して愛をもって、接することができる様になります。
それは様々な不安や周りとの違いを気にせず、豊かな心を持っている証拠です。
これこそが真の豊かな人生と言えるのでは、ないでしょうか?
まとめ
今日のトピックは
- 整理はミニマリズムの真逆
- 断捨離とミニマリズムの違い
- モノが少ない暮らしが、なぜ豊かなのか?
整理というのは、散らかっているモノを整えて、見えやすく、取り出しやすくするためのことでした。
しかしそれでは、モノを整理して終う場所が必要で、収納棚・引き出し・仕切りが必要になります。
これでは、整理する前に比べてモノが増えることになります。
整理してできた空間をまた、違うモノで埋めて、モノが増える。
このサイクルは散らかる原因を作っているだけです。
これでは、ただのイタチごっこをしているだけで、整理するそもそもの理由が不明です。
それに対して、ミニマリズムは整理と真逆の考えをしています。
まず、前提として
不要なモノがなければ、整理や片付けをする必要がないと考えている
これがミニマリストです。
ミニマリズムの考えは、必要最低限のモノで豊かに暮らすことです。
だから余分なモノには時間を使わず、より有意義な時間の使い方を目指します。
より有意義な時間と言うのは、
- 自分のやりたいこと見つける時間だったり
- 愛着のある物や人との関わりを大切にする時間
を言います。
不必要なモノを減らすことによって、それを管理する時間が不要になります。
また労力とお金を浪費せずに済みます。
それに対して、断捨離と言うのは、必要最低限の量とか何もかも関係なく、
モノへの執着を断つことが目的です。
だから、ありとあらゆるモノを手放し、極端にモノが少ない部屋にいると、どうしても寂しさを感じてしまうのです。
この寂しさがまたモノを買い集める動機になり、結局はリバウンドしてしまいます。
しかしミニマリストは、リバウンドすることは決してありません。
むしろ時が経てば、またそれが多いなと感じ始め、さらにモノ減らしていきます。
ここで大切なのは、徐々に減らしていくことです。
最終的に残った周りのモノに対して、愛を持って接し、それを必要とする人が現れれば、快くギブすることができ、なんの抵抗もありません。
結果、モノを減らすことで人生が豊かになります。
これまで、
- モノに使っていた時間
- モノに使っていたお金
- モノに使っていた労力
これら全てをモノのためではなく、自分と周りの人のために使えるからです。
実際に、幸福度を研究した論文でも
尽くされるより、尽くす方が幸福度が高いことが実験で明らかになっています。
だから今日から不要なモノは処分して、必要とする人が見つかれば快くプレゼントしましょう。
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