プレゼントはモノではなく経験を贈る

photo of skydivers with colourful smoke ミニマリズム
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今回は「プレゼントはモノではなく経験を贈る」について解説する。

かのお祝い事に「プレゼント」が当たり前な現代社会。しかしそのプレゼントは受取人にとって本当に価値があるのか分からない。もしかすると経験をプレゼントする方が刺激的で価値があるかもしれない。だから物質的なプレゼントを避ける理由と経験をプレゼントする理由などを含めて以下にまとめた。

ほんの一例ではあるが日本の暦にはプレゼントを贈る日は数え切れないほどある。

  • 誕生日
  • クリスマス
  • 結婚
  • 母/ 父の日
  • バレンタインデー/ ホワイトデー
  • 卒業/ 入学
  • 就職/ 退職
  • 〇〇記念日

ここに個人間のお祝いを含めると本当に毎日がプレゼント交換になりそうだ。

今回の記事はこんな人におすすめ

  • プレゼント選びに迷っている
  • 変わったプレゼントを贈りたい
  • 経験値を増やしたい
  • モノをすぐに無くす

物質的なプレゼントを避ける理由

entrepreneur rejecting offering from man with outstretched hand
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  • モノは劣化と飽きが来る
  • モノは形として残らない
  • モノを贈ることは義務ではない
  • モノより経験の方が記憶に残る
  • プレゼントは価値が低い

レゼントは形として残るモノが適切であると認識している人は多い。しかしモノは壊れたり、失うこともある。実際にプレゼントを受け取った瞬間は大切にしよう、絶対に失いたくないという気持ちがピークに達しているが、時間と共にその気持ちは下がり扱いが雑になる。仮に10年間大切に使用したとしても、飽きまたは劣化を理由に新しく買い替える。つまり形として残すことが目的だったが、それは長く続かない。しかしこれが記憶だったらどうだろうか?幼少期に誕生日を祝うために行った店などはずっと覚えているが、その時もらったプレゼントは随分前に姿はなくなり、もし今持っていたとしても使い道はほとんどないだろう。

婚指輪を贈ることは義務?結婚指輪を贈ることは愛のある行為と認識している人は大勢いる。しかしそれは間違いだ。なぜならダイヤモンドの購入は永遠に続く愛を証明できない。だが指輪を贈ることで愛を証明できていると勘違いしている。その理由は「指輪を贈る行為」が一番単純で手っ取り早い行動であり、コミットメント、信頼、理解こそが本当に愛の行動であるが、それらを証明するには時間がかかるからだ。だからそんな一時的偽りの行為のために結婚指輪は購入せず、ハネムーンや結婚式に資金を回し記憶として残る方がよっぽど価値がある。

レゼントは貰い手に喜んでもらうために、正直に「何が欲しい?」と聞くことは難しい。仮に欲しいものを聞けたとしても、相手はあなたの経済面を考慮して言ったかもしれない。またそのモノがあなたにとっては価値のないモノだった場合、贈る気持ちが下がりあなたの満足度は満たされない可能性もある。結果、両者は満たされていないのが現実。また、相手が本当に必要で欲しいものであれば、プレゼントとして受け取るのではなく自分で購入するはず。つまりプレゼントとして受け取ったモノは、比較的実用性が劣って、すでに所有しているモノと同じ使い道のモノ(財布、服など)を受け取ったりして価値が低い。

プレゼントは形として残したいが難しいのが現実。さらにモノを贈る行為は愛のある行為または相手を思いやる気持ちを必ずしも証明しているわけでもない。またそのプレゼントは貰い手にとって価値のないモノかもしれない。このような現実が物質的なプレゼントを避ける理由である。

ここで言う価値が低いというのは、金額ではなくそのモノが与える影響のこと。

経験をプレゼントとして贈る

経験をプレゼントすると聞いたとしても、どんな経験を贈ればいいのか分からない人もいるかもしれない。だから今回は僕が18個の経験を例で挙げてみた。

  1. コンサート
  2. 料理人を家に招いて料理してもらう
  3. ベットの上で朝食
  4. 洒落た店でディナー
  5. 手作り料理
  6. ハイキング
  7. スカイダイビング、バンジージャンプ
  8. ゴーカート
  9. 挑戦したことがないスポーツをする
  10. 旅行に連れて行く
  11. キャンプ
  12. ドライブ
  13. 古民家で田舎暮らし体験
  14. 朝日/ 夕日を最高の場所で見る
  15. マッサージ
  16. ずっとやりたかったこと
  17. ずっと行きたかった場所
  18. サブスクリプション(ジム、ヨガ、雑誌、オンラインコース、料理教室、Netflix)

これらはほんの一例で参考程度に捉えてほしい。

経験の方が価値が高い理由

はよく「〇〇してみたい」「〇〇行ってみたい」と口にするが、実際に叶えている人はわずか。つまり口に出してみたが、時間的、金銭的問題を理由に、始める前から諦めている。しかしそんなことを叶えてあげたらどれだけ喜ぶだろうか。モノをプレゼントとして受け取った時の幸福度は最高に達するかもしれないが、経験をプレゼントすれば高い幸福度をキープする時間はモノを貰った時より圧倒的に長い。

レゼントを受け取る行為は受動的だが、経験を受け取ることは能動的である。能動的であるということは、プレゼントを与えた側受け取る側両方が楽しめる。モノの場合、所有権は受取人が持ち、与えた側は何も残らない。しかし経験の場合、ある一定期間(数時間または数日間)をかけて相手をもてなすため、時間と労力を必要とするが「相手のことを思う気持ち」はモノを贈るよりも伝わる。やはりモノを贈るという行為は、一番単純で手っ取り早い行為なのだ。

経験の一番の利点は

経験値が増えること。

その経験を通じて自分の得意、不得意、好き、嫌いを理解し視野を広げて今後の行動に変化を与えるかもしれない。例えば、初めての海外旅行をプレゼントされて、もっと色々な世界を見たくなり、バックパッカーになる、スカイダイビングにハマって資格を取るなど。

ノと比べて経験は目に見える形では残らないが、共通の経験そして記憶として残す事ができる。数年後に、この時の経験を話題に何時間だって話すことは可能だ。しかしこれがモノだった場合、モノ事態が存在しない可能性もある。もしかすると、もらった事さえも忘れているかもしれない。

幸福度、思いやる気持ちの証明、新しい自分に出会える、記憶これらの点からモノと経験を比べるとやはり経験の方が価値が高いと断言できる。

最後に伝えたいこと

プレゼントを贈る日は、何か特別な日に違いない。そんな日あなたはモノを贈るか、経験を贈るかどちらかを選ぶ事ができる。モノは一時的に幸福度を高めて、思いやる気持ちを証明できるかもしれないがそれは長く続かない。しかし経験は高い幸福度を維持でき、相手を思いやる気持ちをモノとは比べものにならないレベルで表現できる。その経験が新しい自分を発見するきっかけになり、これまでとは違う視点で物事が見えてどんどん世界が広がる。やはり経験の方が利点が多い。

ここまで読んでみたが、やっぱり納得できない。『俺/ 私はモノを贈る』と決めた人に一番大切なことをお伝えしたい。それは

相手を笑顔にすることであり、最高のプレゼントはあなたの存在だと言うこと。何をするにしても、何を食べるにしても一緒に居る人によってその時間は大きく変わる。モノではなく一緒に居る時間を大切にしてほしい。

もちろん時と場合によってモノを贈ることが最善の方法である場合も理解しているが、ここではその議題は無視した。なぜなら今回はタイトルにある通り経験を贈るからだ。また後日にモノを贈るときの最善の方法について記事を書く。よければそちらもチェックしていただきたい。

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